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2019/05/08

~確定申告制度②~

前回は、第2次世界大戦で敗戦国となった日本が日本国憲法を制定し、民主的な政治を取り組んでいく一環として、ものすごい混乱を乗り越えて「申告納税制度」が導入され、この「申告納税制度」を具体化したものが確定申告であり、それが民主主義の象徴とされているという話をしました。

今回は、申告納税制度に基づき確定申告することが、なぜ民主主義につながるかについて述べたいと思います。

まず、この申告納税制度について、前回と同じ国税庁のホームページ
https://www.nta.go.jp/about/organization/ntc/kenkyu/ronsou/32/230/hajimeni.htm
に以下の記載があります。

「申告納税制度とは、納税者自らが税法を正しく理解し、その税法に従って正しい申告と納税をするという極めて民主的な制度である。申告納税制度の下にあっては、その納税者のする申告により第一次的に納税義務が確定し、納税者の申告がない場合又はその申告が正しくない場合には、税務署長がこれを是正する更正又は決定により第二次的に納税義務が確定することとしており、この申告納税制度を担保するために、青色申告制度や各種の加算税制度及び租税罰則制度等が設けられ、適切な税務調査の実施と的確な資料情報の収集及び提供によって、申告納税の適正さが確保されることを予定している。」

簡単にいうと、「皆様が自分で税法の勉強をし、税金の計算をして、支払ってください。国としては基本的には、それを信じます。ただ、そうすると誤魔化す人や、申告すらしない人が出てくるので、それがないように税務調査をして、罰則規定も設け、皆様が公平に納税できるようにしますよ」という事です。

また、「民主主義」をググってみますと、「人民が権力を所有し行使するという政治原理。権力が社会全体の構成員に合法的に与えられている政治形態」と定義づけられています。
そして、人民が権力(=権利を行使すること)を正しく行使する為に必要なのが、「勉強する」ことなんですね。

そうです。勉強して、自分自身で税金の計算が出来る(もしくは税理士に任せるにしても、大枠の事は分かっている)権利を行使する事が、まさに民主主義なんですよね。

こう考えると、確定申告に、「ただ単にお金の損得」といった概念を離れた社会的意義を感じませんか(笑)?

西村