ブログ

BLOG

ブログ

BLOG

2020/04/16

エコノミー

 私は出張や旅行で飛行機を利用する際、エコノミーを利用します。スーパーシートやビジネス席に着座している方々を羨望の眼差しで横目にしながら、「すいません、すいません」と心の中で連呼しながら、ソーシャルディスタンスとは無縁の小さな座席を目指します。
 ふと思ったのですが、「そもそも エコノミー席ってなんでエコノミー(economy)なの?」ビジネスマンの端くれの私は「エコノミー」から「経済」をイメージするのですが、体躯に小さすぎる空間のどこが経済なの?早速、英語辞書を引いてみました。


Economy(名詞)
①(国・地域の)経済(活動)
②(出費の)節約,倹約
③(組織における)有機的統一;(自然界などの)秩序,理法


 なるほど、ちゃんと②に節約という意味があるのですね。エコノミーシートは「節約席」と和訳できるわけです。今後は、前方の広い席の方を「節約できない人」と思いつつ、謙虚な「節約家」として自負をもって胸を張って搭乗できるはずです。
 ついでに「経済」も国語辞典で引いてみました。


経済(名詞)
① 物資の生産・流通・交換・分配とその消費・蓄積の全過程、およびその中で営まれる社会的諸関係の総体。
② 世を治め、民の生活を安定させること。「経世済民」の略。
③ 費用が少なくてすむこと。節約。


 なるほど、なるほど、国語辞典にも③にちゃんと節約の意味があるのですね。自分の国語力不足を痛感します。それと、②「経世済民」の略。そういえば四字熟語で見た気がします。
 またまた、国語辞典で「経世済民」を引いてみました。


① 世を治め、民を救う


 もともとは、中国古典の中の「経(世)済(民)」を明治になって「economy」に当てたことから、今の「経済」の使われるようになったみたいです。現在の「経済」の言葉のイメージは金もうけ主義のギラギラしたものですが、本来は「庶民の生活を守るため、善政を敷くという」尊い言葉なのですね。


 現在、世界中がコロナ危機下で、正に「経世済民」が求められている状況です。利益優先の経済活動に没頭していた現代人は、「経済」本来が持つ言葉の意味を再度認識する必要があるでしょう。我々が「真の経済人」として行動できるかどうかが試されているのかもしれないですね。


東本