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2020/11/06

「半沢直樹」を見終えて(元バンカーから一言)

 池井戸潤さん原作のテレビドラマ「半沢直樹」は、予想通りの高視聴率を記録した。関西地区のデータだが、平均視聴率34.7%、最終回は実に46.6%とのことである。

 なぜ、このような高視聴率となったのか。「やられたらやり返す。倍返しだ!」という勧善懲悪を、それも社会的立場の強い相手に対し、弱い立場の半沢直樹が立ち向かい実現した痛快さにあるのだろう。

 では、何が「悪」で、何が「善」だったのであろうか?

 言うまでもなく、私利私欲に目が眩んだ守銭奴が「悪」で、それに立ち向かい銀行のお客様の為に私欲を犠牲にしてでも正義を貫いた姿勢が「善」である。

 私が銀行員だった頃は、半沢直樹のような熱い行員が沢山いて、お客様の為に働く充実感を分かち合ったものだが、最近はそのような熱い行員が本当に少なくなったと思う。勿論、銀行員はサラリーマンである以上、自身の勤務先である銀行の利益を極大化する責務があり、それに貢献した者が出世街道を駆け上る。しかし、お客様ひいては世間が発展するために努力しなければならない事、チャレンジしなければならない事がある。それを忘れてはならないのではないだろうか。

 半沢直樹の視聴率が高かったのは、そんな在りし日のバンカーを見たかったという視聴者が多かったからこそと思わずにはいられない。それと、上戸彩さん演じる半沢直樹の妻が、孤軍奮闘する夫を最後まで応援し支えていく姿に世のサラリーマンが羨望の眼差しを送った事も、このドラマの高視聴率の要因であろう。



板谷