2023/04/14
先日、インボイス制度導入に国が本気になっているということを述べましたが、それらは令和4年12月に発表された令和5年度税制改正大綱の内容をみても分かります。
登録することで生じると考えられるデメリットが大幅に緩和されています。その緩和ポイントは、以下の通り4つあります。
➀ 申し込み期限の延長など
➁ 1万円未満の仕入れならインボイス不要
➂ 1万円未満の値引き・返品にインボイス不要
➃ 本来の消費税の2割でよいという2割特例
内容を分かりやすく説明したものがリーフレットとして、財務省のホームページで公表されていますので、URLを貼付しておきます。
(財務省ホームページ)
リーフレット「インボイス制度、支援措置があるって本当!?」
https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/consumption/invoice.pdf
また、制度の概要については、インボイス制度を解説したリーフレットもあります。
(国税庁ホームページ)
リーフレット「免税事業者のみなさまへ 令和5年10月1日からインボイス制度が始まります!」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/pdf/0022001-174.pdf
あくまで私見ですが、➀と➁は、駆け込み需要を促す意味で大盤振る舞いに過ぎない感じですが、➁と➂はそもそももっと前よりシステム対応している場合等、後出しジャンケンで負けてしまったような話になってしまいますよね。
特に➁は令和5年10月1日から令和11年9月30日までの経過措置ですが、➂に至っては経過措置ではなく、そもそも必要ないという事になった訳です。「まったく、もっと早く言えよ」って感じですよね。
当法人にも色々相談がありましたが、「どうせ直近になれば緩和がありますから、当初からせっせと準備しない方が良いですよ」とアドバイスをしてきた通りになった訳です。➂の値引き・返品については、よくある「振込手数料を勝手に差し引いて振り込んでくる場合、どうしましょう?」という質問に、ただ単に税務上やシステム上の対応だけの話ですまない取引先との力関係や内部統制の問題まで考えたことは何だったのか。。。と憤りすら感じてしまいます。
こういったお役所仕事に振り回されても「仕方ない」と考えるのは、お上に従順な日本人の性なんでしょうね。
西村