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2023/08/28

有価証券の売却による消費税の取扱いについて

一般的な有価証券を売却したとき、その取引は非課税取引になりますので、消費税が課されることはありません。ですが、保険収入のように消費税の対象外ではないので、課税売上割合を計算する上では、無視出来ません。課税売上割合は、一般的な課税事業者の場合、控除出来る仮払消費税の計算根拠になるので、支払う消費税にも影響が出てきます。

簡単に、売上の全てが課税売上2,000万円の会社が、資金繰りのために2,000万円で手持ちの有価証券を売却し、他に資産の売却がないとすると、全てが非課税売上なら、課税売上割合が2,000万円÷(2,000万円+2,000万円)=50%にまで下がり、控除出来る消費税も半分になってしまいますよね。
なので、消費税法では有価証券の譲渡価額の5%のみを課税売上割合の計算に用いれば良いことになっています。上記の場合の課税売上割合は、2,000万円÷(2,000万円+2,000万円×5%)=約95%となります。

上記のように、譲渡価額の5%のみで良いのは有価証券や金銭債権の譲渡となりますので、「合同会社の出資持分」の譲渡については非課税売上となりますが、分母には「全額を含める」必要があります。
ご注意下さいね。

西村